雑記 松中と近況

今、バッターボックスには柳田が立っている。相手はオリックスの荒西。

 

応援歌を聴いて胸が飛び上がった。演奏されているのが松中信彦の応援歌だったのだ。

 

その一打で 畳み掛けろ、と言う一節から始まる、渋いメロディの応援歌。

 

これがぼくにとって「もっともホークスらしい」応援歌なのだ。常に野球中継が流れている家だったので、気に留めずとも頭にこびりついていた。

 

初めてホークスの試合を観たのは小学校に入学したか否か、という頃だったが、その時の4番は勿論松中だ。松中、ズレータ、馬原、摂津、斉藤、川崎、和田。

 

当時目を輝かせた選手たちはどんどん居なくなっていく。「平成」唯一の3冠王も令和には居ないのだ。

 

音楽の世界だって同じだ。父母に沢山の音楽を聞かされて育ったので、ぼくのすきなアーティスト達は高齢だ。毎年、2、3人ずつ居なくなっていく。

 

居なくならずとも、声が出なくなったり、引退してもう戻ってこなかったり。

 

その点アリス・クーパーは数少ない走り続ける人だ。まだまだ走れよ、ぼくは追いかけるぞ。

 

 

さて、ここから話は変わって近況報告である。誰かに伝えたい、とかそういった特別な意図はない、ただ何の気無しに書くのである。

 

久しぶりに睡眠薬を飲まないと眠れぬ毎日が続いている。故にあまり酒を飲めていない。正直多少は飲んでいるけども。

副作用の健忘と倦怠感と付き合いながらどうにかやっている。

睡眠薬による健忘と言うものは得体の知れないものの様な怖さがある。酒で記憶を飛ばすのとは全く違う、えもいえぬ感である。

 

そしてたまに声が発せられなくなる。これはここ最近初めての出来事であったため、少し驚いた。

調べたら失声症というものらしい。常時、と言うわけではないのでとりあえず気にしないことにした。

といいつつゼミ発表とかどうしようか、とか多少の心配はせねばならんのだろうか。

 

 

1人で居たい、と言う望みは雑踏の中に身を置いて初めて最も感ぜられる、と言う。

 

ぼくはそんな訳はない、と思う。人間関係を断絶して1人で居た方がよっぽど孤独であるだろうよ。

 

ちなみに今、そんな感じである。寂しいとか辛いとかそう言う感情は無く、只果てしなく無感情である。

 

 

追記

松中の応援歌に続き、今日の試合では内川に大道の、福田に多村の、甲斐に田上の、牧原に金子の、周東に村松の、グラシアルにズレータの、中村晃に柴原の、明石に本多の応援歌が流れた。他にも川崎、イデホ、城所、城島など沢山の懐メロ。

コーチとして一塁に立つ本多はどんな思いで聴いていたんだろうか、とか考えたりした。