バシャウマです。酒、かなり美味いです。

そういえば、最近酒屋で酒を買うようになった。

 

文字に起こすと些か当たり前で「それはそうだろ」と思うが、とにかく酒屋で酒を買うようになったのである。

 

今までどうだったか、というところでは、amazonで買っていた。

 

そう、4リットル3000円の天才ウイスキー甲州)である。

 

とにかく安い。とにかく酔う。そして、とにかく安い。

 

大学生の頃からか、この酒をずっと買い続けていた。極めて破壊的な一本である。

 

定期試験で一夜漬けしていたあの頃も、卒論が終わらず半ば諦めかけていたあの夜も、社会人一年目にして休職が半年以上続き、一旦死んでみるか!ともはやポジティブになっていたあの時も、常に冷凍庫には4リットルの彼がいた。

 

家賃はおろか食費も危うく、1食20円の焼きそばで1日1食生活、みたいな時期が本当に長かったので、4リットル3000円で酩酊できることに価格の数倍以上の価値を見出していた。今振り返るとパしかない。

 

当時の自分にとって、現実逃避する手段はいくらでも金を払っていいと思えるものだったのだ。(なおそんな金はなかったので甲州を買っていた。えも言えぬシニカルさがそこには存在する。)

 

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紆余曲折を経て、そういえば社会人3年目になった。

4年目だっけ?

特に気にしてないので、取り急ぎ3年目ということにしておく。

 

えてして、やっと家賃くらいは気を使わずにやりくりできるようになった。

それと同時に、酒屋で酒を買うようになった。(さっき気づいた。さっきとは5分くらい前のことである。)

 

振り返ってみると、現実逃避するために酒を飲むのではなくて、「酒うめ〜〜〜」と思うために酒を買うようになったな、と思った。

 

なんというか、余裕が出てきたのかもしれない。

自己否定の沼に沈み込むこともだいぶ減ったし、鬱憤を泥酔に変えることもだいぶ減った。

 

今でも、自分はマジで仕事ができない人間だと思っているし、実際そうだけど、なんとかしてやる〜〜〜と思える精神状態にはなった。

便宜上、後輩と呼ぶような人も増えてきたし、自分が上司なのだとしたらしゃんとせねば、と思うようになったのかもしれない。

 

本質的に私は涙袋ブクブクだこちてドラゴンなので、非常に大きな一歩を踏み出したのかもしれない。

 

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久しぶりになんとなく文章を書いているが、以前はよく文章を書いていたなと思った。

特に大学生から、社会人1年目にかけてのあの頃。

思い返せば、半ば自慰行為だったと思う。決まって酩酊した時にキーボードを触っていた。驚くほどにミスタイプするので、目を細めながら打ち直していたのが懐かしい。

 

そんなことをふと思った夜でした。

 

 

また明日からちゃんとしよ〜〜〜〜〜