雑記

最近、父方の祖母がよく夢に出てくる。

 

その祖母は今年3月に急逝したのだが、とても、気丈な人だった。

私は生来物事に真面目に取り組む事が苦手な性分で、かつ最近というもの堕落甚だしい。夢の中に出てくる祖母は特段普段と変わらない感じであるが、「しっかりせんとね」と伝えに来ているのかもしれない。

確かにしっかりしていない、むしろこじらせてきたのかもしれない、と思う、そういうことがつい2、3日前にあった。

 

 

最近、友人と話していて面白いな、と思ったことがある。

それは「霊」についての話であったが、他人と自分ではこうも視点が違うのか、とか、自分の考えはこうもしょうもないものだったか、とか思わせられたのだ。

というのも、最近自分が所謂「幽霊体験」のようなものに触れている、という話が発端だった。朝起きたらものの位置が変わっている、触れていないのに家電の電源がついたり消えたりする、とかいうものだ。自分は只々どうもおかしい、怖いな、という若干の恐怖を覚えていたのだが、友人は全く別の意見をぼくにくれた。

 

「幽霊の類は自分がそう思ったら存在するし、自分がそう思わなかったら存在しない。というかもっと怖いのは人的なものだ、ちゃんと戸締りしてる?」

 

ゾワッとした。確かにと納得しつつえも言えぬ恐怖を感じた。確かに過ぎる。

いや本当に、人的作用だった場合の方が怖い。

 

今回に限らず、こういう体験、ーー他人と話して自分がいかに一辺倒な考えのみを持っていたか実感するーー、思い返せば本当によくある。いかに自分の考え方が凝り固まっているか、その体験を通した学びがないのか、よくよく考えてみれば恥ずかしい限りである。折角得た経験値を毎回ゼロに帰すような感じ、全くその通りだ。痛いとわかっていて、意味がないとわかっていて、毎回治りかけの瘡蓋を剥がす、自分はそんな人間なのだなと思った。

 

やることをやって、しっかりせねば、そう思った。