雑記 ビアガーデン

天気予報を見たら、明日から一週間、毎日が雨だった。

 

身体は重くなるし頭は痛くなるし髪はうねるし、で曇りと雨は得意ではない。嫌いだ。

 

最近読んだ本に拠ると、ぼくには2人の「ぼく」が居るらしい。今を体感するぼくと、その記憶を思い出すぼく。

 

そう考えてみると、前者のぼくは梅雨が嫌いだ。本当に嫌いだ。けれど、後者のぼくはそういう訳ではない。寧ろ雨の音とかアスファルトの匂いとかに、軽率に軽薄に趣を感じてしまうぼくがいる。

 

不思議だなあとか変だなあとか思いながら調べてみると、そもそも脳の構造がそうさせているらしく、不可抗力のようなものらしい。

 

だからあれ程嫌だったマラソンも今思い出せば楽しかったような気がするし、「今すぐやめたい」と思ってきたこと達も糧になった気がするのかもしれない。

 

思ってたより記憶って曖昧なものなんだな、と思ったし、こういう知識を下手に得るからぼくにも他人にも嘘ばかりつくような人間になったのかな、とも思った。自分に入れ知恵して自分で損する。梼昧の最終形である。

 

 

早く梅雨が明けて夏が明けて、秋が来たなあとか言っているうちに震えるような冬が来て欲しい。

 

と言いつつ、結局今年の夏も楽しかった、とか言ってそうな気がする。

 

刺す様な日差しは嫌いだし、汗をかくのも嫌いだ。けれど正直なところ、炎天下の中でかき氷を食べるのはわくわくするし、汗ばみながら「夏の夜だねえ」と言いながら外でビールを飲むのは好きだ。

 

今夏をどう過ごすか、少し考える気になりました。