雑記 ド健忘

長いこと不眠症に悩まされ、睡眠薬と共に生きている。元気出していきましょ、エーザイ。なんて言われるといい加減にしてくださいと思う今日この頃である。

 

不眠症とは言っても一口にその病名で括られているだけで、症状で分類すると大きく分けて大体4種類くらいある。

眠りにつけないタイプ、眠れても途中で起きてしまうタイプ、早朝に目覚めてしまうタイプ、それらをフルコンボだドンしちゃっているタイプ。

 

ぼくはフルコンボだドンなのだが、ここしばらくは割りかし落ち着いていてハッピーだったので、「眠りにつくことはできるが途中で目覚めてしまうひと」向けの薬のみを飲んでいた。つまるところ睡眠における最初の関門である入眠は出来ていたのだ。

 

ところが最近眠りにつくことすら出来ず完全にフルコンボだドンに戻ってしまったので、強制シャットアウト薬、おなじみマイスリーなりを今までの薬に加えて複数飲んでいる。

 

そこで厄介なのが「健忘」である。これは件のマイスリーによる副作用で、ざっくりいうと「薬を飲んだ後の記憶が消し飛ぶ」というものだ。

 

泥酔して友達に連絡したり、旧知のひとに酒の勢いでふと連絡しちゃったり、なんて経験のあるひとはいるのではないか。まさにそんな感じである。酔っていないけれども覚えていない、恐ろしいことである。

 

そんなこんなで、ぼくは今それらの薬を飲んで「眠れんなあ」とか思いながらこの文章を書いている訳だ。

これを書いたことを覚えているか、将又覚えていないかを知るのは明日の自分のみ。変なことを書いていないかヒヤヒヤする。まあこの瞬間も覚えてない説あるんですけどね、ウケる。

 

で、明日起きて、そしてまた夜になったら同じムーブを繰り返す。

いつまで経っても成長せんのよな。専売特許とはこのことである。

 

来世は人の役に立つもの、例えば電車とか飛行機とか、そういうのでお願いします。退役まで頑張りますので、何卒。