夢日記 朝早くからサンキュー

夢を見た。

ぼくはチバユウスケに髪を切って貰っていた。あまりにも荒唐無稽ではあるが、見た夢がそれだったのだから仕方がない。

色は全頭真っ白に、中間からは真緑。子曰く「お前に似合いそうなやつ選んでやったんだよ、サプライズ」。似合うか似合わないかは置いておくとして、チバはぼく個人として正に子と言って差し支え無いほどすきなひとであるので、似合わなかろうがそれはもう有頂天で否応なく気に入ってしまう。だってチバが染めてくれたんだぞ。あのチバが。何故か。

歌にギターに遂には美容師まで始めたのかとも思ったが夢の中は何でもアリなのだからこれも仕様である。

 

そしてその後は何故か海に行った。しかもそこそこの沖に船で出て、何故か浮き輪だけ持って飛び降り「砂浜まで泳ごうぜ」とのこと。

何故かたどり着いたからいいものの下手したら普通に死んでいる。とはいえ彼は名実ともにロックスターである。その挙動には並大抵の事では驚かない。

 

そしてその次はコンビニで煙草を買って、一緒に吸った。チバは普段ラキストを吸うのだが、何故かぼくに合わせてハイメンを吸っていた。「案外美味い」とのこと。お口にあって何よりです。

 

さらにその後夜も更け、縁も所縁も無い全く知らん高校に忍び込む。普通に教師たちに見つかり怒られる。チバは見下すような、一方それでいて無邪気な笑顔を小地味に振りまいていた。

 

そんなこんなで解散。朧げな記憶はここまで思い出すので精一杯だった。

 

以上が昨日の朝方見た夢の顛末である。夢の中でチバとぼくが仲の良い設定だったのが印象的だった。

 

夢というのは先述した通り何でもアリの世界である。故に嫌な夢も見ればいい夢も見る。今回は後者だった訳だ。

 

ここ最近眠れない日々が続いている。眠れたとて浅く、夢を何本か見てすぐ起きる。また寝て、夢を見て起きる。その繰り返しで外は明るくなり、体力不全のまま新しい1日ーー実質的に眠れてないのだから新しくない、今日の延長線上のーーを迎える。

 

歯に衣着せず言うと、端的に嬉しかったのだ。この夢が。

近頃はもう直球の悪夢ばかりで金縛りになるわうなされて自分の声で起きるわで散々だったのだが、ちょっとこの夢で救われたな、という感である。

 

毎日結構エグめの睡眠薬抗鬱剤を飲んでおり、眠れん眠れんと思っていれば気づいたら落ちていて、でもすぐ目覚めて、の繰り返し。いつになったらぼくは一般人になれるんだろう。いつになったら普通に寝て、普通に起きれるようになるんだろう。

 

そんな不安に押しつぶされそうになりながら、今日も生きています。そして寝ようとしています。ちなみに寝ようとして横になったけれど、無理を悟ってこの文章を書きました。ある種諦念である。

だからたまに見るいい夢を楽しみにしている。チバ、ありがとう。また来てくれたら手放しで喜びます。朝早くからサンキュー。短いけど楽しんで帰ってるぜ。